どうも。あっきーです!
今回はダイバーならご存知であろうダイブコンピューターの基本についてです。
ダイブコンピューターが一人1台普及してからダイバーは事前の潜水計画を立てるとき、面倒な計算はしなくなりずいぶんと楽になりました。
そんなダイブコンピューターの基本を更に詳しく掘り下げていきます。
それでは内容に入りましょう!
ダイブコンピューターは何のために使うもの?
安全なダイビングを行うために必要不可欠です。
水深、潜水時間、水温などを水中でリアルタイムに表示し、浮上後はコンピューターの内にダイビングの記録(ログ)が行われます。
これだけでもかなり便利な代物ですがダイブコンピューターの最大の目的は無限圧潜水時間や残留窒素排出時間を知ることで減圧症予防に役立てることです。
深度計とタイマーを一つの装置に組み込み、身体の中の理論窒素量を計算し、あとどのくらいダイビングをしていられるかをその都度計算してくれます。
どんな種類がある?
主流はコンパクトな腕時計型、リスト型、コンソール型と色々なタイプがあります。
価格帯は5万円以下のもの~高価格になると15万円以上のものもあります。
最近は電池式からソーラー充電タイプが一般的になり、最新式はスマートウォッチ型のものも登場しました。
またタンクの残圧をダイブコンピューターに表示したりするタイプもあります。
主な機能
陸上モードと水中モードで表示される機能が変わります。
水中
- 無限圧潜水時間
- 現在の水深
- 潜水時間
- 水温
- 安全停止3分間のカウント機能
陸上
- 時計
- 残留窒素排出時間(飛行機搭乗OK/NG)
- 水面休息時間
- 潜水計画
- ログ
ダイビングコンピューター用語
水面休息時間(SI)
ダイビングの後にとる休息時間のこと。
ダイブコンピューターは体内の窒素(N₂)の貯まり具合をモニターしていて表示してくれます。
休息時間の時間が長いほど体内の窒素は減っていきます。
無限圧潜水時間(NDL)
減圧ダイビングにならないために、その水深にどのくらいの時間居られるのかを示す時間のことです。
ダイビングの開始から潜水時間と深度から算出した理論上の時間で、カウントダウン方式で表示されます。
安全停止確認タイマー
安全停止を行ないやすくするために10m以上潜った時などの条件で水深5m付近まで浮上してくると、自動的に3分間のカウントダウンタイマーが起動するのでその場でとどまります。
3分経過すると「OK」と表示されるので水面へエキジットします。
飛行機搭乗禁止時間
ダイビング後は体内に留まった残留窒素がある程度まで抜けるまでは、高所への移動や飛行機搭乗は厳禁です。
ダイブコンピューターのNGの表示が消えるまで待つか、最低でも18時間、さらに余裕をもって24時間は空けた方が良いです。
使い方
ほとんどのダイブコンピューターは買ってからそのままの初期設定で使えます。
水面から水中へ潜行を始めた時、水圧を感知してダイビングモードへ切り替わります。
エグジット後は自動的に時計に戻ります。
ナイトロックス、高所潜水(アルティチュードダイブ)の場合は事前の設定が必要になります。設定方法についてはそれぞれのダイブコンピューターの取扱説明書で確認しましょう。
ダイブコンピューターの使用するときの注意点
ダイブコンピューターを共有してはいけない
それぞれダイバーにひとつずつ必要です。
ダイブコンピューターはダイビングと浮上してからの水面休息時間に伴って体内窒素量をモニターしているため、同じダイバーが最後まで同じものを使用しなければなりません。
なのでダイビングの合間に他のダイバーに貸してあげることもできません。
また、ダイビング中は深度を小数点以下までかなり細かくモニターしているため、たとえバディであってもまったく同じ深度を泳ぐことは不可能なので共有することはできません。
データが最も控えめなダイブコンピューターに従う
自分かバディのダイブコンピューターが減圧不要限界に近づいたら浮上します。
減圧不要限界(NDL)とはその深度にいられるタイムリミットのようなものです。
最も深いダイビングを最初に行い、その後は浅い深度になるようにする
ダイビングは深いところから開始して、だんだんと浅くなるように計画することはダイビング医学界で推奨されているガイドラインです。
たとえこれを無視したとしてもダイブコンピューターは減圧不要限界を表示し続けますが実際の正確なデータを演算できていない恐れがあります。
データをうのみに信じてはいけない
ダイブコンピューターも機械である以上故障します。
特に、バディのダイブコンピューターが示すデータや自分の経験とあまりにもかけ離れている場合は故障を疑うべきです。
最後に
ダイブコンピューターの基本について参考になったでしょうか?
価格こそ決して安いとは言えませんがスクーバダイビングをする上で必ず必要なものです。
次回は実際に市販されているダイブコンピューターについて紹介したいと思います。
それでは楽しいダイビングライフを!
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