どうも。あっきーです!
今回はゲージ類についてです。
ダイバーに様々な情報を提供し、安全なダイビングをサポートする役割を果たします。
どんなものがあるのか、使用した後の掃除の仕方について紹介していきます。
では内容に入りましょう!
ゲージの種類と特徴
圧力ゲージ(SPG: Submersible Pressure Gauge)
- 構造:
- 本体: タンクに取り付けられたホースと、その先にある計器で構成されます。
- ケース: 通常、耐久性のあるプラスチックや金属製で、ゲージを保護し、防水性を確保します。
- 目盛りと針: 目盛りは気圧単位(バーまたはpsi)で表示され、針は残圧を示します。
- 役割:
- タンク内の空気残圧を潜水者に提示し、タンクの残りの空気量を確認することができます。これにより、潜水者は残圧を管理し、安全な浮力調整を行うことができます。
- 単位:
- 気圧単位は、バーまたはpsi(ポンド毎平方インチ)が一般的です。一般的な仕様は200バーまたは3000 psiです。
- ダイブコンピューターとの統合:
- 一部のダイブコンピューターは、圧力ゲージの代わりに無線で残圧情報を表示することができます。これにより、潜水者は手元に残圧情報を取り込むことなく、目の前のディスプレイで確認できます。
- 注意点:
- 安全マージン: ダイビングプランでは、最小限の安全マージンを確保するために、残圧が一定の深さや時間を考慮して計算されることが一般的です。
- 正確性の維持: ゲージの正確性を維持するためには、定期的な点検とメンテナンスが必要です。
- バディとのコミュニケーション:
- バディとのコミュニケーションや緊急時のシグナルにも圧力ゲージは使用されます。特に無声のシグナルや手のジェスチャーを用いて、残圧の確認や問題の共有が行われます。
エア切れを起こすことなく安全にボートや岸へもどってこられるように、残圧系を使ってダイビングを計画し、管理するようにします。
覚えておかなければならないのは、残圧と計は自分の目でしっかりチェックしなければ、何の役にもたたないということです。
なのでダイビング中はこまめに残圧計をチェックする習慣を身につけましょう。
たくさんのダイビング経験を積んでいけば、自分が1本潜った時にどのくらいのペースで空気を消費するかがわかってきます。
残圧が70〜80くらいになったらエキジットの準備だよ!
コンパス
潜水用コンパスは、ダイビング中に迷子にならないようにし、目標地点に正確に到達するために不可欠なツールです。
- 役割: 方向を示し、ナビゲーションや潜水計画に使用されます。
- 構造: マウントされたコンパスが一般的で、方向の指針が表示されます。
- 種類:
- リストストラップコンパス: 腕に装着するストラップがついており、手首に直接取り付けることができます。
- コンソールコンパス: タンクコンソールに統合されているもので、他のゲージと同じコンソールに収められています。
- ダイブコンピューターに統合されたコンパス: 一部のダイブコンピューターには、ディスプレイ上にコンパス機能が統合されているものもあります。
- 動作原理:
- 大部分の潜水用コンパスは、磁針と回転ベゼルを使用して方向を示します。磁針は磁場に応じて指針が北を指すように設計されています。回転ベゼルは潜水者が特定の方向を設定するのに使用されます。
- 操作方法:
- ノーザンリーデザイン(北向き): 通常、コンパスの針は北を指しています。ノーザンリーデザインのコンパスを使用することで、潜水者は地上の地図と同じようにナビゲーションできます。
- サザンリーデザイン(南向き): 一部のコンパスは南を指すデザインもありますが、これは比較的少ないです。
- ナビゲーション:
- コンパスは主に水中での方向指示に使用されます。目的地までの方向や進行方向を正確に読み取り、ダイビング計画を実行するために重要です。
- 注意点:
- 磁場の影響: 金属や電子機器が近くにある場合、コンパスの正確性に影響を与える可能性があるため、周囲の環境に注意が必要です。
- 正確なキープ: コンパスは水平に保持することが重要であり、水中で正確な方向を維持するために潜水者はコンパスを慎重に取り扱う必要があります。
ダイバーはこれらのコンパスを使いこなすために十分なトレーニングを受ける必要があります。
サーチアンドリカバリーSPなどコンパス上達のトレーニングがあるよ!
売れているゲージ類と選び方
購入のタイミングとしては自分専用の重器材を購入すると決めた時に、レギュレーターを選ぶ際に、残圧計もダイビングになくてはならない器材なので一緒に購入する方がいいと思います。
ほとんどが空気圧とコンパス表示がついているタイプを使用している人が一般的だと思います。
標準的なホース長とシンプルで耐久性が高いものを選びましょう。
TUSA シングルゲージ
軽量で価格も安い残圧計。
水深や水温はダイブコンピューターで確認できるので、シンプルなゲージが好きな人におすすめです。
AQUALUNG プレシス3ゲージ
残圧計と深度計・コンパスを一体化したオーソドックスなゲージ。
ダイブコンピューターのバックアップとしても役立ちます。
Bism シングルゲージ
最軽量の残圧計で、重器材を軽くしたい人におすすめです。
使用準備
購入したお店で自分のレギュレーターをすでに持っていれば取り付けてもらい準備は完了です。
基本的に自分自身で行う作業はないので大丈夫です。
もし自分で組み付ける場合の確認事項は以下のとおりです。
- 圧力ゲージの組み付け:
- ホースの取り付け: 圧力ゲージはタンクの最高圧を示すため、最初にホースをタンクの高圧側に取り付けます。
- Oリングの確認: ホースを取り付ける前に、Oリングが清潔であり、傷や破損がないことを確認します。
- 締め付け: ホースを手でしっかりと締め付けます。ツールを使って締め付ける場合は、メーカーの推奨トルクを確認し、それに従ってください。
- コンパスの組み付け:
- ストラップやマウントの取り付け: コンパスを手首につける場合、ストラップを使用して取り付けます。コンソールに組み込まれている場合は、指定されたスペースにマウントします。
- 水平に保持: コンパスは水平に保持されるようになっているので、しっかりと確認してください。
使用後の手入れ
残圧計は精密機器ですので取扱いには注意してください。
落としたりぶつけたりしないようにし、タンクなど重いものを上に置かないようにしてください。
残圧計はレギュレーターにつながっているので、レギュレーターと一緒に真水につけすすぎます。
レギュレーターを年に1回のオーバーホールに出す際に残圧計も忘れずに点検してもらいましょう。
最後に
ゲージ類について参考になったでしょうか?
記事中に出てきたダイブコンピューターについての詳しい説明はこちらで紹介しているので器材選びの際はあわせて読んでみるといいかもしれません。
それでは楽しいダイビングライフを!