どうも。あっきーです!
今回は保護スーツについてです。
保護スーツは総称で、いわゆるウェットスーツなどのことを指します。
リゾートダイビングの地では欧米の人たちやベテランダイバーはラッシュガードや水着だけで潜っている人もよく見かけます。
ですが保護スーツには色々な効果があるので僕は着ておいた方がいいと思います。
その色々な効果についてお話しします。
使用目的
基本的に2つの目的があります。
- 体温の低下を防ぐ
- 擦り傷や刺し傷など軽いけがから皮膚を保護する
タイプ
ボディ・スーツ、ウェットスーツ、ドライスーツという3つのタイプがあります。
ボディ・スーツ
ナイロンやライクラなどの素材でつくられたもので、擦り傷や日焼けから全身を保護してくれます。
保温効果はあまりないので、主に熱帯の暖かい海で使用されます。
ウェットスーツが着やすくなるという理由や、保温効果が高まるという理由からウェットスーツの下に着る人もいます。
ボディ・スーツは身体に密着し、明るい色や柄を選べます。
ウェットスーツ
保護スーツの中で最も一般的なタイプです。
さまざまなデザインや暑さのものがあり、10℃の冷たい水温から30℃の暖かい水温まで広範囲に対応できます。
ウェットスーツは保温性のあるネオプレン・フォームの層で皮膚を覆うことによって体温の低下を減らします。
ウェットスーツという名称は、着用している時は身体が濡れることに由来しています。
手首、足首、首から、皮膚とスーツの生地の間に水が入り込んできます。
入り込んだ水は体温はすぐに温まるため、その水がスーツ内にとどまっている限り、ウェットスーツの生地を通してゆっくりと熱が放射される分しか体温を失わないことになります。
しかし、水がスーツから出たり入ったりするようだと、新しく入ってくる冷たい水に体温を急速に奪われてしまいます。
ウェット―スーツが体にぴったりとフィットしている必要があるのはこのためです。
ドライスーツ
身体が濡れないのでウェットスーツより断熱効果が高くなります。レクリエーション・ダイバーが利用する保護スーツの中で保温性が最も高く、18℃くらいの水温で快適に過ごせる時間の長さに差が出ます。10℃より冷たい水中では、快適にダイビングするために必要な装備です。
空気の熱伝導率は水と比較すると低いため、ドライスーツは空気の層で身体を保温します。
また、ドライスーツの下にインナー・ウェアを着用して保温性を高めたり、ドライスーツの素材自体に保温効果があるタイプもあります。
ウェットスーツと違って、ドライスーツでは皮膚と水の間にある空気の層や記事が体温の低下を減らします。
また、ウェットスーツと違って身体にさほどぴいったりと密着しません。
ドライスーツは中に空気が入るので、耳やマスクと同じように圧平衡をする必要があります。
また、浮上するときには、膨張する空気を放出する必要があります。
ドライスーツは、BCDについているのと同じ種類の中圧ホースをつないで、タンクの空気を入れて圧平衡します。
よってドライスーツを使用すると、レギュレーターにドライスーツ用のホースが1本増えることになります。
また、ドライスーツには排気バルブがついていて、浮上するときはこの排気バルブを使って空気を抜きます。
ドライスーツ着用でのダイビングは難しいことではありませんが、ドライスーツを使うためのある程度の講習を受けた方がいいかと思います。
特徴
3種類の保護スーツのうち、ウェットスーツのバリエーションが一番豊富です。
これは、ウェットスーツは様々な環境で使用できるからです。
ワンピースやツーピース、長そでや半袖、厚さ、色、ひざや肘のパッド、ファスナーの位置などを好みで自由に選べます。
素材
ボディ・スーツは薄いナイロンやライクラという素材でできています。
ウェットスーツはクローズド・セルのネオプレン・フォームで作られていて、両面には強度をあげるためと見た目をよくするためにナイロンなどの素材が張り付けられています。
クローズド・セルとは、ネオプレン・フォームの中の気泡がスポンジの気泡とは異なり、一つ一つが独立していて、つながっていないという意味です。
なので、ネオプレン・フォームはスポンジと違って水を吸収せず、水が通り抜けることもありません。
ネオプレン・フォームの中には空気が入った何千もの小さなクローズド・セルがあるため、ウェットスーツには浮力があります。
身体の一部にウェットスーツの素材をつけただけでも、水面で快適に浮いていられるほどの浮力がつきます。
ドライスーツは、水が入らないようにする特殊な防水ファスナーと、首と手首の部分には密閉性を高めるゴムのシール素材が使われています。
おすすめウェットスーツの選び方
どのタイプでも優先は、暖かさ(保温性)、フィット性、着心地の良さです。
もし可能なら寸法に合わせて作るオーダー・スーツを選びましょう。
規制のものより値段は上がりますが、格段に高いわけではなく、快適さがまるで違ってきます。
ワールドダイブ
有名な保護スーツメーカーです。
僕のウェットとドライスーツもワールドダイブのものを使っています。
こちらは5㎜のフルスーツウェットスーツで、万能に使えます。
これ1つあれば水温26℃~28℃くらいのリゾート方面はほぼすべて大丈夫です。
使用後の手入れ
真水ですすぎ、裏返しにして乾かして、乾いたのち表側に戻して保管します。
スーツは幅の広いハンガーにかけて保管します。
長期間たたんだままにしていたり、バッグにしまったままにしておくと折り目の部分がつぶれて型崩れを起こし、保温性が低下してしまうのでよくありません。
ウェットスーツのファスナーは使用後はきちんと洗えば潤滑剤はほとんど必要ありません。
ドライスーツのファスナーはファスナー専用のワックスを定期的に塗っておく必要があります。
最後に
保護スーツの着用目的について理解できたでしょうか?
ダイビングを始めたならウェットスーツは優先的に購入を考えていいと思います。
そして選ぶなら5㎜フルスーツがベストだと思います。
僕もそろそろ新しいウェットスーツ欲しいなあ・・・。
それでは楽しいダイビングライフを!