どうもあっきーです!
ダイバーが潜れる深度は決まっていて、オープンウォーターダイバーでは18mまで、アドバンスドオープンウォーターダイバーになれば40mまでが潜れる最大深度になっています。
オープンウォーターで海に魅せられた者たちはほとんどの割合で次のステップ、アドバンスへと進むことになります。
深度の制限は減圧不要限界や、窒素酔い、エアの供給などにもとづいて決められています。
深いところに潜る意味とは何か?
そこには何があるのかについてお話していきます。
ディープ・ダイビングの目的
ディープ・ダイビングはただひたすらに海の深いところを目指して潜るわけではありません。
- 水深18mより深い場所の新たなダイビング・ポイントに出会える
- 浅い水域には生息しない水中生物の観察ができる
- 水底に沈んだ沈没船を訪れることができる
- 浅場では撮れない水中写真を撮ることができる
- リーフをドリフト・ダイビングをしながら通り抜けたりできる
- 沈んでしまった紛失物の回収ができる
これは数ある目的の中のわずかな例です。
ディープ・ダイビングの計画の目的は一つに絞るのが妥当です。
1回のダイビングでやたら多くの目的を達成しようとしたり、好奇心からのスリルを味わうようなダイビング、また自分の限界への挑戦などはふさわしい目的とは言えません。
空気の体積と密度についてお話ししましたが深く潜るほどそこで活動できる時間は短いのです。
ディープ・ダイビングの定義と限度について
一言で深いダイビングと言ってもそれは主観的なものになってしまい、どこかに一定の線をひかなければなりません。
PADIをはじめとするダイビング組織はディープ・ダイビングと呼ばれる潜水深度を18mから40m以内と定めています。
一般的な目安として水深40mが限界深度になっていますが、水深30mをリクリエーションダイビングとしての最大深度と推奨されています。それには理由があります。
1.減圧不要限界
水深30mを超えると減圧不要限界が極端に短くなります。
加えてエアの消費量も急激に増えるので、わずか10分ほど活動しただけで浮上しなければならないのは、満足度としてもとても小さくなってしまうからです。
2.窒素酔い
水深30mを超えてくると、だいたいのダイバーが窒素酔いの影響を受けます。
これは個人差があるので事前に慎重に考慮する必要があります。
3つ目の理由は、減圧症の発症のリスク
これは特に反復ダイビングを行うと危険性が増します。
また1回のダイビングでも、減圧不要限界を超えてしまう場合があります。
ゲージやダイブコンピューターをよく確認しながら深度と時間をチェックする必要があります。
4.視界が悪くなる
30mの震度を超えると、光が吸収されるため、水中は暗く光が届きません。
水中ライトなしでは周囲に何があるのか確認できなかったり、ゲージを読んだりするのも困難になるためだからです。