どうもあっきーです!
ダイバーのウェイトって、まるで人生の荷物のようなものですよね。
でも、これを上手に使うと、人生だって軽くなります!
さて、ダイバーとしての“カッコよさ”と“重さ”のバランスをとるために、今日はウェイトについてお話ししましょう。
泳ぎながらの体重コントロールって、まるで水中ダイエットみたいでしょう?
でも、安全第一!そう、浮力も人生もバランスが大事ですよね。
使用目的
ウエイト、いわゆる重りを巻くのは「沈むため」なわけですが、普通、私たちの身体は自然に浮くようにできていて、ウェットスーツやドライスーツを着ていると、浮力がもっと大きくなってしまいます。
ですから、沈むためにウエイト・システムが必要なわけです。
ただし、ウエイトをつけて身体を沈めてしまうのではなく、スーツなどの浮力をウエイトによって適正に相殺することで、水中に沈みやすくするのです。
適正量のウエイトをつけていれば、体が沈んでいってしまうことはありません。
タイプ・特徴・素材
ウェイトは通常、鉛でできており、コーティングされていることが一般的です。
これは錆びにくく、耐久性を高める効果もあります。
基本的なウエイト・システムには2種類あります。
ウエイト・ベルトとBCDと一体型のウエイト・システムです。
両方とも鉛のウエイトを使用し、緊急事態が発生した場合には片手で簡単に外すことができるクイック・リリースというものを備えています。
ウエイト・システムで最も大切なのはこのクイック・リリース機能です。
変動する水中環境に対応するため、緊急時に迅速に浮上できるようになります。
ウエイト・ベルトは最も一般的に使用されているウエイトですが、ほかのタイプのウエイト・システムを使うダイバーも増えています。
最も広く使用されているウエイト・ベルトは幅5センチほどのナイロン製で、これにウエイトを通し、端にクイック・リリース・バックルがついています。
ウエイト・システムを着用するときには、ほかの器材と絡まないようにして、緊急の場合には片手で素早くウエイトを外せるようにしておくことが必要だということを忘れてはいけません。
おすすめウエイトシステムの選び方
一般的なウイト・ベルト式にするか、一体型のウエイト・システムにするかは、個人的な好みとどれくらいのウエイト量が必要になるかによります。
僕個人的には一体型かポケットタイプがおススメです。
その中でもさらに細かく色々あるので紹介します。
ベルト式でもポケットに入れるタイプ
上の装着写真のタイプだとウエイトのゴリゴリ感がもろに伝わってきて、ズレたりすると痛いときがあります。
そしてナイロンベルトに通して準備するまでが割と面倒くさいです。
ポケットに入れるタイプはそのまま入れればいいだけなのでウエイト量を増やす・減らすが簡単にできて便利です。
足首に巻くタイプ
ウエイトをたくさん必要としている人、腰が弱い人などは重さが腰一点にくると身体的につらいと思います。
そんなときは重さを分散して装着することで緩和できます。
この足首に巻くタイプもそのひとつで、500g×2つで計1㎏を足へ分散させることができ、水中でのバランスも安定します。
もちろんクイックリリースベルトなので万が一の緊急浮上のときもすぐに外すことができます。
陸上では筋トレに使えます!
着るタイプ
ウエイトベストと呼ばれるBCジャケットのように着るタイプです。
位置がズレたりすることはほとんどなく水中では一番安定しています。
中でもこの「アイスティプロライン」はウエイトベストの中でも比較的リーズナブルですが、4㎜ネオプレン素材を使っているので体温の保温にも一役買ってくれます。
最大16㎏まで入れられるのでウエイトが多めの人はいいと思います。
適切な使用のために
ウェイトの過度な使用はリスクを伴います。
必要以上に多くのウェイトを使用しないようにし、安定した浮力を保つためにトレーニングを受けるべきです。
- すべての器材とだいたいの重さのウエイトをつけて、水に入ります。
- レギュレーターをくわえて、水面に浮かんでBCDから空気を抜きます。呼吸は普通に続けます。ウエイトが重すぎた場合には沈みすぎてしまうので、フィンで沈んでしまわないようにキックをします。
- BCDの空気をすべて抜いて、普通に呼吸をして息を止めた状態で、水面が目の高さにくるくらいで浮かんでいればOKです。そうでない場合はウエイトを増やすか減らすかします。
- ゆっくりと息を吐いてみます。適正ウエイトであれば、ゆっくりと沈み始めます。
ダイバーが身に着けるウェイトの量は、個々の潜水者の体重や浮力、使用する潜水スーツのタイプ、水中での装備の量などによって異なります。一般的には、以下のような目安がありますが、これはあくまで一般的な指針であり、個々の状況によって調整する必要があります:
- ウェットスーツを着用する場合:
- 10% から 12% 程度の体重に相当するウェイトが必要とされることがあります。例えば、体重が70キロの潜水者であれば、7kg から 8.4kg 程度のウェイトが一般的です。
- ドライスーツを着用する場合:
- ドライスーツは浮力が大きいため、通常はウェットスーツよりも多くのウェイトが必要です。15% から 20% 程度の体重に相当するウェイトが必要とされることがあります。
これらの数値はあくまで一般的な目安であり、潜水者は体験やトレーニングを通じて自分の浮力とウェイトの調整を行う必要があります。
ウェイトの使いすぎや不足は潜水中の安全性に影響を及ぼす可能性があるため、潜水者は安全な範囲でウェイトを調整し、中性浮力を保つことが重要です。
使用後の手入れ
真水で簡単にすすいでおけばOKです。
器材の上や足の上にウエイトを落としてしまうと破損や怪我の原因になります。必ず横に寝かしておくか、結びつけて固定しておきましょう。
最後に
ウエイトシステムの目的と使い方について理解できたでしょうか?
ショップから借りるベルト式では、痛みや面倒を感じる人はこういったものを用意すると結構快適になると思いますよ!
それでは楽しいダイビングライフを!