どうも。あっきーです!
ダイビングが楽しくなるかつまらなくなるかを決めるのは色々ありますが、やっぱり透明度がいいか悪いかだと思います。
「抜群の透明度」なんて聞くとテンション上がっちゃいますよね!
そんな透明度が良くなる時、悪くなる時にはどんな要素があるのか?そしてそれはダイバーにどんな影響があるのかについてお話したいと思います。
透明度と透視度とは
ビーチダイビングなどでが終わった後、器材をおろす場所まで歩いている時など、これから潜りに行くダイバー達に「透明度はどのくらいでしたか?」と聞かれることがあります。
透明度はダイビングをする上で大きく左右する要素なので、最初に知りたい情報だと言えます。
水中の透明度は、垂直方向にどのくらい遠くまで見えるかによって判断します。
エントリーしてから潜降中にどのくらい下が見えているのかが透明度ということです。
これは客観的でなんとなくは見えるけども他はあまり見えないという場合もあるために、透明度とはほかのダイバーを確認できる横方向の距離という要素を加える人もいます。
また透明度と呼ばれるものありこれは水平方向に対しての奇麗さで、前を向いたとき目の前はどのくらい奥まで見えているのかということです。
ダイバーとしては2つはほぼ同じ意味で通用します。
どちらを使っても大丈夫ですがほとんどの人は透明度と呼びますね。
陸に上がった際やログ付けの際にガイドに尋ねればほぼ正確な透明度を教えてくれます。
透明度は0m~コンディションが良ければ60m以上になることもあります。
透明度に影響を与える要素
- 水の動き
- 天候
- 浮遊物
- 水底の構成
があります。
波や潮流が沈殿物を巻き上げたり、雨が流れ込んだりすると透明度は悪くなります。
そのほかにダイバーのフィンキックや船のスクリューなどによって水がかき回されて水底のプランクトンや藻類が大量に繁殖して、水が曇ったように見えることもあります。
海洋プランクトンの大量発生は赤潮と呼ばれ、魚が死んだり水が赤く染まってしまうほど広い範囲に広がってしまうこともあります。
水中でバディの位置や方向感覚を見失なわないために
透明度が悪いと、バディと離れやすくなってしまったり、自分が向かっている方向や今いる位置がわからなくなったりします。水面や水底が見えないと方向感覚を失ってしまうこともあります。
このような状況に対処するときは
- バディとの距離を普段より近く保って、いつでもお互いが見えるようにしておく
- コンパスを使用して、目立つ特徴を目安にして自分の位置を確認するようにする
- 浮上や潜降のときにはボートからのラインを目標物にして方向を見定める
- ビーチからのエントリーの時は水底に沿って深場へ進み、戻るときも水底に沿って進むようにする
透明度がとても良いコンディションのときにも、ある程度の慎重さが必要です。
水には物を拡大して見せる効果があるため、水底が実際より近くにあるように見えることがあります。
潜行中はダイブコンピューターを頻繁にチェックして、計画した震度の限界を超えないように気をつけましょう。
水底と水面の両方が見えるときでも目標物がないと、ヴァーティゴと呼ばれるめまいのような状態になって方向がわからなくなることがあります。
ラインなどの目標物があれば、このようなトラブルは防ぐことができます。
また一番わかりやすいのは自分の吐いたエアーがどっちにのぼっていくのかを見れば上か下か確認できます。
吐いた泡は必ず上(水面)にのぼっていくのでそっちが浮上方向です。
最後に
ヴァーティゴは透明度以外にもナイトダイビング中にも起こりえます。
もしそうした事態になっても慌てずこの対処法を参考にゆっくり落ち着いて対処することです。
それでは楽しいダイビングライフを!