どうも。あっきーです!
今回は水中ライトの目的と選び方についてです。
中、上級者ダイバーにとっては水中ライトは必須で、人によってはいくつかを用途によって使い分ける方もいるかと思います。
もちろん初心者にとっても持っておいて損はない器材のひとつです。
そんな水中ライト、今一度確認の意味を込めて用途、どんなものを選ぶべきかをお話ししていきたいと思います。
水中ライトを使う目的は?
1.暗所を照らすため
ナイトダイビングや暗い洞窟だけでなく、明るい時間帯や場所でも水中は意外と暗く周りがよく見えません。
先が見えない状況で進むのはダイビングでは命取りとなります。
2.自分の居場所を教える目印に
春には春濁りにより昼間のエントリーにも関わらず透明度が絶望的で、ガイドと少し離れただけでも位置を見失いそうになる状況があります。
そんなときに水中ライトは、点灯させておくことによって自分の位置を知らせる効果もあり、万が一の時にも見つけてもらえるようにするといった安全管理の意味合いでも使うことができます。
3.カメラ撮影時の光源として
水中写真を撮影しているがライトをもっていないという方、また、これから水中写真を始めたいという方にもライトは1つは持っていた方がいいでしょう。
水中では深さを増すごとに色が失われていくということは学科のテキストで習ったことと思います。
水中ライトで光を当てることで被写体本来の色を取り戻してあげることができます。
そうして撮った水中写真は色鮮やかに写り、レベルもグッと上がって綺麗な仕上がりになります。
以上の理由から初心者や中級者が安全にダイビングをするためにも、水中ライトは常に持っていくと心強いです。
水中ライトの単位、ルーメン(lm)とは?
ライト選びの際に見るべきポイントの一つとして「lm」という単語を目にするかと思います。
「ルーメン」とは明るさを表す(光束)単位です。
一昔前の白熱電球の時代にはワット(W)が使われていて、このワット数で光の明るさ指し示していましたが、今やLEDの時代になり、ワット数で明るさを示すことは難しくなったため、より正確な光の実態を表す単位としてルーメン(lm)が使われるようになりました。
水中ライトもほとんどLEDタイプであり、このルーメンの単位での表示がほとんどです。基本的に数値が高いほど明るく照らすことができると考えていいでしょう。
ただし生物を観察するために使う目的なら、明るすぎると使いにくくなることもあります。
水中ライトのルーメンは、目的に合わせて選ぶことも大切です。
水中ライトの選び方
1.デザインで選ぶ
水中ライトを選ぶときには、目立つ形やデザインを選ぶのがベストです。
目立つ形やデザインをおすすめする理由は、ダイビング中に落としてしまう可能性があるからです。
ダイビング中に水中ライトを落としてしまうと、すぐに見つけることができません。
特に暗い場所だと見つかりにくくなるので、目立つ形やデザインにしておくと見つけやすくなります。
また、ボートにたくさんの荷物を乗せているときなど他の人と色や形が似ていると間違って持っていってしまう恐れもありますから。
2.照射範囲で選ぶ
ワイド照射かスポット照射か選ぶときにも、目的をハッキリさせることは重要になります。
ワイド照射は水中を広く照らしてくれるので、ナイトダイビングや暗い洞窟内に行くなら最適な水中ライトです。
反対にスポット照射は一点のみに光が集まるので、ナイトダイビングや洞窟内で使うには向いていません。
しかしスポット照射はワイド照射より遠くまで光が届くので、生物を観察するため目的には向いています。
中級者がナイトダイビングや洞窟に行くならワイド照射、初心者がガイドと明るい水中を潜るならスポット照射が向いていると言えるでしょう。
3.バッテリー方式で選ぶ
リチウムイオン電池での充電式と単三数本で動く乾電池式のものがあり、明るさもそれぞれで違います。
乾電池式は明るさは控えめですが徐々に暗くなり、充電池式は明るいものの急に暗くなる特徴があります。
厳選おすすめ水中ライト10選
Fisheye(フィッシュアイ) FIX NEO 1000
僕の愛用品であり、ぜひおすすめしたいのがこれです。
僕が使っているのは800ルーメン仕様ですが今現在は生産が終了してしまったので1000ルーメンからになります。
1200ルーメンのものもありますが相当明るいのでそこまでのものは必要ないかと思います。実際800ルーメンでも十分です。
サイズもコンパクトでありながらこれ一本で洞窟内などくっきり照らすことができます。広範囲を照らすワイド照射タイプになります。
特徴は明るさの調整が1%から100%の間で可能で、陸上の暗闇で5%くらいの明るさで本が読めます。そのくらい明るいです。
もうひとつはボタンの同時押しでSOSのシグナルが出せるものです。水中または水面で万が一の事態が発生した場合にパッパッっと強烈に発光するのでいざという時使えます。
そして、個人的に使用していて気に入っているのが頑丈さです。
初心者の頃から使っていて、水中で岩に思いっきりぶつけたり、水底をひきずってしまったり、船の上ででスクーバタンクをライトの上に倒してしまったときも壊れることはありませんでした。塗装ははがれましたが。。。(泣)
かれこれ5年以上は使ってますがライトに関するトラブルは一回もありません。
Fisheye FIX NEO Mini 1000SWR FS/1000SWR
最大1000ルーメンのワイド光と600ルーメンのスポット光切り替えできる優れものです。
ワイドかスポットどちらが最適化決められない方はこれ1本で使い分けができオールマイティな一本です。
VOLADOR ダイビングライト1000LM
アマゾン売上ベストセラー商品で、レビューもプロ潜水が使って問題なしと判断しているコスパに優れた品です。
IPX68完全防水で水深100mまで耐えられる設計です。
1000ルーメンなので明るさは全く問題ありません。
狭い範囲を奥まで照らすスポット照射タイプになります。
光を3段階のモードを変えられ、控えめにしたり、強めにしたりできます。
SHOOT ダイビングライト
こちらのライトはGoProをマウントするタイプで撮影の光源補助の意味合いで使えます。
300ルーメンなのでメインでこれだけを持っていくのはやや心もとないかと思います。
GoPro持ちはこれがあれば薄暗い時でも被写体の本来の色を写し出しながら片手フリーで撮影ができます。
INON LE700-S Type2
ストロボを始めとした水中ギアで定評のあるINON(イノン)製のライトです。
700ルーメンなので光量は十分に備えています。
単三アルカリ電池3本で約85分間の連続照射ができます
スポット照射タイプで角度は一般的な30度です。
ダイビングライトとしててだけでなく撮影用の光源としても使うことができ、手軽に持ち運べる1本です。
INON LE700-W Type2
こちらもINON製のライトでワイド照射タイプになります。
照射角は75度なので広範囲を照らしたい場合はこちらです。
生き物より景観を撮りたい場合はこちらのほうが良いかと思います。
RGBLUE SYSTEM 01
こちらはRGBLUE(アールジーブルー)製のワイド照射タイプになります。
照射角も広く光量も最大3000lmと抜群の能力なので一本でオールラウンドに扱えるタイプです。
RGBLUEライトはプロからも定評がありその品質はお墨付きです。
RGBLUE SYSTEM 02 PREMIUM COLOR
こちらもRGBLUE(アールジーブルー)製のワイド照射タイプになります。
このライトの特徴はRa95という「演色性」の高さにあります。
本来の色を再現するには演色性の高さも重要になってきて、Ra80以上あれば高演色とされていますが、それを大きく上回るのがこのライトです。
より作品としてレベルの高いものを作りたいなら01よりもこちらを選んだ方がいいかと。
プロのフォトグラファー、ビデオグラファーがこぞってRGBLUEのライトを使っているのは、このライトがもたらす光の質に魅了されているからでしょう。
WEEFINE ring light 1000
こちらもフィッシュアイから出ている、ウィーファイン円形ワイド90°×90°照射のリングライトです。
今までのライトと違うのは主にマクロ撮影用として使います。
ハウジングの先端に装着して撮影することで生物の本来の色を映し出します。
1000ルーメンなので明るさは問題なく、円形になって傾斜がついているので、一点から当てるより影になりにくく、全体的に明るく映せます。
WEEFINE Solar Flare MAX 10000
「その瞬間、真夏の太陽」
とキャッチフレーズがついているほど明るいライトです。
160度のワイド照射でなんとマックス10000ルーメン!
「もう海の中全部照らしたるわー」
って方はこれですね(笑)
耐圧水深100mということもありもはや無敵、究極の1本を求める人におすすめです。
最後に
水中ライト参考なったでしょうか?
幾多の数あるライトの中で自分の気に入った使いやすいライトにめぐりあえれば水中の世界が更に楽しくなりますよ!
1本ですべてをまかなうのか、用途に分けて2本持つのか、自分のダイビングスタイルをチェックしてみるといいですね。
プロの4灯なんて見ると圧巻ですよ!
それでは楽しいダイビングライフを!