種類色々!ウミガメの生態と見分け方について

どうもあっきーです!

今回はみんな大好きウミガメについてです!

カメって見れたら満足しちゃってあまり深く調べたことはないんじゃないでしょうか?

僕がダイビングで初めて見たのはパラオでした。

次に石垣島でどちらもアオウミガメと呼ばれる亀でした。

でもカメは他にも種類がいてレアなカメもいるらしいことがわかりました。

そんなカメさんたちについて紹介していきたいと思います。

カメの種類は全部で7種類

オサガメ科とウミガメ科に分類されます。

オサガメ科

  1. オサガメ

Wikipedia参照

ウミガメ科

  1. アオウミガメ
  2. アカウミガメ
  3. タイマイ
  4. ヒメウミガメ
  5. ケンプヒメウミガメ
  6. ヒラタウミガメ

この中でダイビングで出会う確率が一番高いのが「アオウミガメ」で次に「アカウミガメ」、「タイマイ」の順番で、4~6のカメたちはダイビングではほとんど出会うことはないそう。

見かけたら超ラッキー⁉

カメの見分け方

主にダイビングで出会える「アオウミガメ」「アカウミガメ」「タイマイ」の見分け方について解説していきます。

アオウミガメ

くちばしは丸くて短く、甲羅は滑らかなのが特徴です。

甲羅の数は中心が5つ、隣側が4つの丸形で構成されています。

アカウミガメ

全体的に赤色っぽい色をしています。

甲羅にフジツボや海藻が付着していることが多く、身体に対して頭が大きいのが特徴です。

甲羅の数は中心が5つ、隣側も5つでややハートのような形で構成されています。

タイマイ

とがったくちばしと甲羅のモザイク模様が特徴です。

甲羅の数は中心が5つ、隣側が4つの丸形で構成されています。

それぞれ食べ物も違う

3種類の食べ物はそれぞれ違い、「アオウミガメ」は海藻を、「アカウミガメ」は貝やヤドカリなどの底生生物、「タイマイ」はカイメンを主に食べます。

それぞれの口はそれ用に進化していて「アオウミガメ」はくちばしにギザギザがついていたり、「アカウミガメ」は硬いものを砕けるように大きく強靭なあごを、「タイマイ」はサンゴの間にあるカイメンをついばみやすいようになっています。

絶滅危惧種に指定されている

シーラカンスやシロナガスクジラと同じレベルで絶滅の危機に瀕していると言われています。

タイマイとオサガメがシーラカンスと同等、アオウミガメ、アカウミガメ、ヒメウミガメがシロナガスクジラと同等の絶滅危惧種に区分されていて、国際的に保護活動が行われています。

オスが産まれない

最大繁殖地であるグレートバリアリーフ(GBR)で性別の調査を行なったところ、116対1でメスだったそうです。

卵が孵化する過程の温度によってオスかメスかが決まります。

「温度依存性決定」と呼ばれ、ウミガメの場合は29℃を臨海温度として、この温度を境に高いとオス、低ければメスが産まれることがわかっています。

温度で性別が変わるなんて不思議な生態ね!

産卵の時期と場所は?

「アオウミガメ」がもっとも多く産卵するのは小笠原です。

屋久島より南の暖かいエリアがよく知られていますが、伊豆大島の方でも産卵が確認されています。

「アカウミガメ」は沖縄から本州までもっとも幅広いエリアで産卵を行ないます。

中でも屋久島がアカウミガメの一大産卵地になっています。

「タイマイ」は生息地である奄美大島より南のサンゴ礁の海で産卵を行ないます。

八重山諸島では毎年産卵が観察されています。

いずれも5月~8月の夜から明け方にかけて砂浜に上陸して産卵が行われます。

バイオロギングによる新事実

「バイオロギング」とは生物に小型の発信機を取り付けてその行動を観察するというものでテクノロジーの発達とともに新たな発見がありました。

オサガメの体温は水温よりも10℃ほど高い

ウミガメ最大種であるオサガメの体温は水温が低い海でも周囲の温度より10℃も体温が高く保たれていたそうです。

理由として身体が大きいことからたくさんのエサを食べ、活発に泳語ことにより体内で熱を作り、逃がしにくい特殊な身体で体温を保っていると考えられています。

アカウミガメの最長潜水時間は10時間

地中海でのアカウミガメが600分以上も潜っていたことがわかったそうです。

これは肺呼吸動物として深海まで潜るマッコウクジラの記録をもに上回る桁違いの時間です。

アオウミガメはプラスチックゴミを誤飲しやすい

貝類やなどの甲殻類を好むアカウミガメより海藻を好むアオウミガメの方がプラスチックバッグなどの海洋ゴミを誤飲する割合が高いことがわかりました。

亀の進化と歴史

  1. 亀の進化
    • 亀は爬虫類の一種で、その起源は約2億5000万年前にさかのぼります。最初の亀の祖先は、陸上で生活する能力を持っていたと考えられています。進化の過程で、亀は甲羅を発達させ、陸上と水中の両方で生活できるようになりました。
  2. 化石の証拠
    • 亀の進化に関する重要な情報は、化石から得られています。古代の亀の化石は、彼らの外観や生態に関する洞察を提供しています。例えば、甲羅の発達や形状の変遷などが観察されています。
  3. 古代の亀
    • 古代の亀は多様で、さまざまなサイズや形状が存在しました。一部は大型で水中で生活し、他の種は陸上を歩く能力を進化させました。これらの適応は、生息地や食物の利用に適応するためのものでした。
  4. 現代の亀
    • 現代の亀は、進化の結果としてさまざまな形態や種が存在します。陸亀、水亀、ソフトシェル亀などがその例です。それぞれが特有の特徴や行動パターンを持っています。

亀は縁起がいい?亀を特別視している国

僕らの国日本を含め諸外国の文化においても、亀が縁起の良い動物や神聖な存在として捉えられ、それに基づいて様々な文化的な表現が見られます。

日本

日本では亀は長寿や幸運の象徴とされており、「亀」は縁起の良い動物として広く認識されています。

また、亀をモチーフにした伝統的な絵画や工芸品が存在し、年配の人々の中には亀を飼育している方もいます。

中国

中国の文化でも亀は長寿や寿命を象徴する動物と見なされています。

亀の甲羅は「天文卜」とも呼ばれ、卜占や予知のシンボルとしても使用されてきました。

亀の神話や伝説も中国文学や芸術に広く見られます。

インド

インドの一部の宗教や神話では、亀は神聖視されています。

一例として、ヴィシュヌ神が亀の姿で現れることがあり、神話に登場することがあります。

アメリカ (一部の先住民族)

北アメリカの一部の先住民族では、亀が地球の創造に関連する神話や物語に登場します。

亀はしばしば地球を支える柱や基盤として捉えられ、尊重されています。

これらの国や文化では、亀が縁起の良い動物や神聖な存在として捉えられ、それに基づいて様々な文化的な表現が見られます。

アメリカ (ハワイ)

ハワイと「ホヌ」(ハワイ語でウミガメを指す)の関係は非常に深く、文化的・生態学的な側面で重要なものとなっています。

ホヌはしばしば家族や生命、幸運の象徴と見なされ、その存在は尊重されています。

また、ハワイアンの伝承において、ホヌにまつわる神話や伝説が存在します。

例えば、「クムラポ」はハワイアンの神話に登場する亀で、その甲羅から生まれたハワイ諸島と言われています。

最後に

こうして比べてみるとそれぞれはっきりとした特徴がありますね!

まさか絶滅危惧種だったとは知らなかったですね。

プラスチックゴミの問題は近年かなり問題になっていますけどカメ達にも大きな被害がでていることがわかってより一層気を付けようと思いましたね。

ぜひ今度ウミガメポイントに行ったら特徴などを意識して観察してみるとまた楽しいと思います。

僕も機会があったら産卵にも立ち会ってみたいな!

それでは楽しいダイビングライフを!

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