どうも。あっきーです!
今回は海に生息しているエビやカニの生態について話したいと思います。
エビやカニと聞いてみなさんはどんなことを思い浮かべますかね?
ダイバーじゃない人は食べたらうまいとか?(笑)
僕は海の生物でエビ&カニがかなり好きです。食べものとしても好きです(笑)
見ていて飽きないし、動きもかわいくて、見つけたときはテンションがかなり上がります。
最近ではタオ島でテッポウエビがギンガハゼの隠れ家を一生懸命造ってあげていたところを見て心癒されましたね。
それではそんなエビカニの詳しく見ていきましょう!
分類
- 甲殻上綱(こうかくじょうこう)
- 軟甲綱(なんこうこう)
- 十脚目(じっきゃくもく)
分類群としては根鰓亜目(こんさいあもく)と抱卵亜目(ほうらんあもく)の2つに分類され、根鰓亜目はクルマエビの仲間のことを差し、クルマエビ亜目とも呼ばれます。
抱卵亜目はこのクルマエビの仲間以外のエビやカニのこと差します。
名称と見分け方
頭部・脚部
頭部と脚部は硬いキチン質の甲羅で覆われて腹部のような体節はありません。
エビ類はほぼ同じ円筒形をしていますが、カニ類は洋ナシ型、ひし形、円形など様々なタイプがいます。
腹部
エビ類は腹部がしっかりしており、カニ類は体の下に折りたたまれています。
エビ類とカニ類を見分けるにはこの腹部がポイントですが、ヤドカリ類にはこの中間くらいのものもいます。
歩脚
いわゆる「足」の部分です。闘争や捕食により欠損していることがよくあるので、観察の際は見間違わないように気を付けましょう。ここはエビ、カニ、ヤドカリでそれぞれ特徴があります。
カニ類の第一歩脚は鋏になっていて鋏足と呼ばれます。人によっては手と呼んでいたりしますが、正式にはあれは足なんです。
エビ類は鋏を持たないものから第一歩脚が鋏になっていたり、第二歩脚が鋏になっていたり様々です。
ヤドカリ類は歩脚の数に特徴があり、見た目は3対6脚もしくは4対8脚に見えます。が、一般的にヤドカリ類は第4、第5脚が第一、第2脚や鋏足に比べ短く、第4、第5脚は貝殻を支えるために使われていて、見えにくいだけで存在しています。
触覚
触覚頭部に2対の触覚を持っています。
第1触覚は水質の状態やえさのある場所を知るために、第2触覚は触診してものを判断するために使われます。
額
オトヒメエビ、イセエビの仲間を除くエビ類、額を持たないヤドカリ類、カニ類にみられる頭部先端の額のことです。
尖った角のようになっていたり、おでこのようだったりギザギザになっていたりします。
角の色合いや、ギザギザの数などで識別します。
エビ・カニの生活環境
生活の場所
砂の中、岩やサンゴの隙間、がれきの下、海面動物、刺胞動物、棘皮動物と共生して生活しています。
エビ・カニの生態
行動
彼らは夜行性で捕食などのために活発に活動を始めるのは基本的に夜になります。
食性
捕食性、腐肉食性ですが、海藻をなどを食べるものもいます。
繁殖
通常は雄雌異体ですが、雄性先熟(ゆうせいせんじゅく)のものもいます。
雄性先熟とはオスが繁殖に参加した後、メスに性転換して繁殖に参加する個体のことです。
成長と寿命
エビやカニはすべて脱皮によって成長します。
脱皮により体の大きさ、体型も変化させ、さらに闘争で失った脚なども再生します。
寿命は1年のものから、10年以上生きると言われるものまで様々です。
観察のポイント
擬態化を見破る
エビやカニ達は岩や砂、海藻などに似た色合いだったり、これらを身に着けていたりするので難しいです。
事前に図鑑を頼りにその個体はどんな場所でどんな魚や動物と共生しているのかなどを調べておきましょう。
また水中ライトを持っていれば当てることにより微妙な色の違いや影のでき方で見つけることができるかもしれません。
夜行性なので日中は岩やサンゴの隙間をじっくり探すと見つかる可能性が高いです。
そして彼らは定着しやすい種が多いので、その場所で見つけた時はいなくなってしまってもまた同じ場所で見られる可能性が高いです。
観察チェックリスト
見つけた種類についてできる限りメモを取っておきましょう!
- どんな場所に隠れていたか?
- どんなものと共生していたか?
- どんなものに擬態していたか?
- 一つの環境に何個体いたか?(2個体の場合はペアの可能性があるので大きさの違いなども)
- 個体の生態はどんな感じだったか?(すばやい、威嚇のしかた、捕食のしかた、オスかメスか)
最後に
エビ・カニの生態について参考になったでしょうか?
僕もまだまだマクロの目を養えていなくてガイドなしでは全然見つけられません!(笑)
肉眼で見てもギリギリ見えるものを見つけ出すガイドってホントにすごいと感心します。
これを機に関心がない方は興味を持ってもらえたらうれしいです。
それでは楽しいダイビングライフを!
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