ダイビングに必要なCカードと取得方法について

どうも。あっきーです!

ダイバーになって早7年弱。

ダイビングの世界がこれほどまで奥が深いなんて思いもしてませんでした。

さて、今回はCカードの基本説明と取得の方法についての話です。

これからダイビングを始めたい人この記事を読めば認定証までの流れがわかると思います。

それではまずは基本のところから説明したいと思います。

ダイビング興味あるけど何から始めたらいいかよくわかんないなー

OK!これから順を追って話していくから安心して!

Cカードとは?

Cカードとはスクーバ・ダイビングをする上で必ず必要になる物で、正式名称はCertification Card(サティフィケーションカード)と言います。要するに認定証のことです。

Cカードは、国家資格ではなく、民間団体が発行しています。

Cカードを持っていなくても法律で罰せられることはありませんが、安全にダイビングを楽しむためには必須と言えます。

人によってはライセンスとか呼んだりしますが、法的な効力はなく、学科講習と海洋講習を経て、スキューバダイビングの基本的な知識や技術を身につけたことを証明するものであり、無事終えればもらうことができます。

CカードにはPADIをはじめとする教育機関が多数ありPADIの公式ページによると全世界およそ60%以上の方がPADIでスクーバ・ダイビングをはじめているそうです。

オープンウォーターダイバーの認定証

これがCカードです。これを手にしてオープン・ウォーター・ダイバーと名乗ることができます。

講習が終わってこれをもらったときは嬉しかったのを今でも覚えていますね!

ちなみにこのCカードの裏には自分の顔写真、ダイバーナンバー、担当してくれたインストラクターの名前などが印刷されています。

ただ、このCカードはあくまで認定証の扱いなのでこれを手にしたからといってそのダイバーのスキルを保証するものではなくスクーバ・ダイビングを行う上での最低限の知識と方法を学んだくらいの解釈でいましょう。(おそらく本人が一番痛感していると思いますw)

ダイビング指導団体とは?

ダイバーを育成・指導する営利・非営利の団体のことです。

Cカードはこの指導団体が発行しています。

それぞれアメリカやヨーロッパで発生したものや、日本でも指導団体が存在します。

今では指導団体の数は日本だけでも30近くあると言われます。

ただその実態は不明確で、あまりにマイナーなCカードの場合は認知されてもらえない現実もあるようです。

Cカードを取得するときはこの指導団体についても少し知っておいた方がいいかと思います。

ここでは世界の中で代表的な指導団体についていくつか紹介します。

PADI(パディ)

PADI Japan 公式HP

PADIとは、Professional Association of Diving Instructors(プロフェッショナル・アソシエーション・オブ・ダイビング・インストラクターズ)の略称で、世界最大のスクーバダイビング教育機関です。

PADIは、1966年にアメリカでジョン・クローニンとラルフ・エリクソンによって創設された民間のダイビング指導員組織で、現在は本部をカリフォルニアに置き、世界180ヶ国以上で13万5千人以上のインストラクターを含むプロフェッショナルメンバーと約5,800以上のダイブセンター/ダイブリゾートからなるワールドワイドな組織です。

ゆえにPADIの講習は世界基準と言われ、万国共通の同じ知識のもとダイビングを楽しむことができます。

日本でもほどんどこの指導団体がPADIのショップで世界最大の教育機関です。

また、僕自身もこのPADIで学んだダイバーの一人です。

強みはヒューマンエラーによるミスなどを防止するような教育プログラムに重点を置いているということが信頼につながっているのかもしれません。

PADIの特徴は、以下のとおりです。

PADIは、ダイビングの知識や技術を身につけるだけでなく、ダイビングの楽しさや魅力を伝えることにも力を入れています。

PADIは、ダイビングは個人の自由な表現であり、様々なスタイルや目的があると考えています。

そのため、PADIのコースは、ダイバーのニーズや希望に応じて柔軟にカスタマイズできます。

PADIは、ダイビングの資格やランクについても、他の指導団体とは異なる考え方を持っています。

PADIは、ダイビングの資格やランクは、ダイバーの能力や経験を示すものではなく、ダイビングの学習過程を示すものであると考えています。

そのため、PADIの資格やランクは、ダイバーの目標や目的に合わせて選ぶことができます。

PADIは、ダイビングのプログラム開発において、高い水準と品質を保っています。

PADIのプログラムは、様々なフィールドテスト、潜水医学、心理学、生理学等の専門家との協力により開発され続けています。

PADIのプログラムは、アメリカ教育審議会(ACE)によって大学単位と同等として推薦されており、国際標準化機構(ISO)の国際規格にも適合しています。

NAUI(ナウイ)

NAUIとは、National Association of Underwater Instructors(国際水中指導員協会)の略称で、世界で最も歴史のあるダイビング指導団体です。

NAUIは、1960年にアメリカで設立された民間のダイビング指導員組織で、世界で初めて指導員組織というものを作り上げた元祖的な存在です。

現在は世界中に個人会員やダイブセンター、ダイブリゾートを持っています。

NAUIのモットーは「安全第一」で、高い水準のトレーニングと教育を行っています。

「安全は教育から」という教育理念は設立当初から変わらず今もなお多くのダイバーを生み出してます。

NAUIの特徴は、以下のとおりです。

NAUIは、ダイビングの知識や技術を身につけるだけでなく、ダイビングの楽しさや魅力を伝えることにも力を入れています。

NAUIは、ダイビングは個人の自由な表現であり、様々なスタイルや目的があると考えています。

そのため、NAUIのコースは、ダイバーのニーズや希望に応じて柔軟にカスタマイズできます。

NAUIは、ダイビングの資格やランクについても、他の指導団体とは異なる考え方を持っています。

NAUIは、ダイビングの資格やランクは、ダイバーの能力や経験を示すものではなく、ダイビングの学習過程を示すものであると考えています。

そのため、NAUIの資格やランクは、ダイバーの目標や目的に合わせて選ぶことができます。

NAUIは、ダイビングの安全と海の環境にも貢献しています。

NAUIは、ダイビングの安全基準を定めており、ダイビング事故の予防や対処法を教えています。

また、NAUIは、海洋保全活動やライフセーバーの育成など、社会貢献活動にも積極的に参加しています。

NAUI Japan 公式HP

BSAC

BSACとは、イギリスで1953年に設立された世界最古のダイビング教育機関です。

BSACは、スクーバダイビングの基本的な知識や技術を身につけるためのCカード(ダイビングライセンス)の発行や、ダイビングスキルの向上や専門性の高いダイビングを楽しむためのスキルディベロップメントコースの提供を行っています。

また、海洋保全活動やライフセーバーの育成など、ダイビングの安全と海の環境にも貢献しています。

BSACは、世界中に個人会員やダイブセンター、ダイブリゾートを持ち、豊富なコースや教材を提供しています。

BSACは、歴史と伝統に裏付けられた高い水準のダイビング教育を行っており、安全第一をモットーにしています。

また、イギリス王室とも深い関係にあり、2014年にはウイリアム王子がBSAC総裁に就任しました。

BSAC Japan 公式HP

SSI(エスエスアイ)

SSIとは世界で3番目に大きなダイビング指導団体で、スクーバ・スクールズ・インターナショナルというダイビング指導団体の略称です。

SSIは、1970年にアメリカで設立された歴史ある団体で、現在はオーストリアのスポーツ総合メーカー「HEAD」の傘下にあります。

SSIは、世界中に約4,000のダイブセンターやダイブリゾートを持ち、約50の言語でダイビング教育を提供しています。

SSIの特徴としては、

SSIは、ダイビングは経験を積むごとに「習慣」となり、それによってダイビングの快適さが増していくという考え方を持っています。

そのため、ライセンスの発行についても経験を重視しています。

例えば、他の指導団体と同じ「アドバンス」の資格であっても、SSIは24回以上のダイビング経験が必要になります。

一方、PADIは9回のダイビングでも「アドバンス」の資格が取得できます。

SSIは、オンライン学習やアプリなどを活用しており、柔軟なカリキュラムを提供しています。

SSIのオンライン学習システムは、無料でダウンロードできる「MySSIアプリ」で利用できます。

このアプリでは、ダイビングの基礎知識やスキルをビデオやテキストで学ぶことができます。

また、ダイビングログや証明書、ダイビングスポットの情報なども管理できます。

SSIは、ダイビングのスタイルや目的に合わせて、さまざまなスペシャルティコースを提供しています。

スペシャルティコースとは、特定の分野や技術に焦点を当てたダイビングコースのことで、例えば、ドライスーツダイビング、エンリッチドエア・ナイトロックスダイビング、パーフェクトボイヤンシーダイビングなどがあります。

これらのコースを修了すると、スペシャルティダイバー、アドバンスドオープンウォーターダイバー、マスターダイバーなどの高度な資格を取得することができます。

これらの指導団体は、基本的には互換性があります。

つまり、PADIでCカードを取得したダイバーは、NAUIやSSIのダイビングスクールでステップアップのコースを受けることができますし、逆も可能です。

また、海外でダイビングをする際にも、どの指導団体のCカードでも問題なく受け入れられます。

ただし、指導団体によって、コースの内容や名称、料金などが異なる場合がありますので、事前に確認することをおすすめします。

Cカードの取得方法

ダイビングスクールで指導を受けて、学科講習、プール実習、海洋実習を修了する必要があります。

学科講習では、ダイビングの基礎知識やルール、器材の使い方などを学びます。

プール実習では、水中での呼吸や浮力調整、緊急時の対処法などを練習します。

海洋実習では、実際の海でダイビングを体験し、インストラクターからの評価を受けます。

これらのプログラムをすべてクリアすると、Cカードが発行されます。

Cカードの取得にかかる期間は、ダイビングスクールやコースの内容によって異なりますが、一般的には4日から7日程度です。大きく分けて2つの方法があります。

自分自身の生活スタイルと照らし合わせてどちらが選びやすいか参考にしてみてください。

リゾート地のダイビングショップで取得する

1つ目は、連休を使って沖縄や海外のリゾート地のダイビングショップでオープンウォーターダイバーコースを申し込む方法です。

講習日数は2日から3日間でコース料金だけで約3万円~5万円くらいが相場みたいですね。

中にはキャンペーンなどで安く案内しているところもあるのでチェックしてみるといいと思います。

メリットは短期集中で終わることと、きれいな海での講習なのでモチベーションアップ間違いなし!

飛行機代とホテル代が一緒になっているプランなどで探すとわかりやすくていいと思います。

都市型ダイビングショップで取得する

2つ目は都市型と呼ばれる街中にあるダイビングショップに申し込む方法です。

仕事の関係で連休が取れない方など、仕事の帰りなど自分の空いた時間で講習を進めていくことができるのがメリットです。

海洋講習になると朝早くに集合して、ダイビングショップから海まで車での送迎を行います。

最短2日間で料金は約3万円~5万円くらいみたいです。

メリットはコツコツ進めていくので知識が定着しやすいのと気軽にアクセスができることですね。

Cカード講習代以外にも昼食代などのお金などがかかる場合があるので不明な点はしっかりと確認しておきましょう。

MEMO
学科講習においてはPADIなどeラーニングと呼ばれる、オンラインで学習するシステムがあります。少し前までは学科もショップへ通いグループなどで学習していましたが、より自分の都合の良い時間に合わせて学習ができるようになりました。平日仕事などで時間がとりにくい方インターネットでの学習に抵抗がなければこういった方法もおすすめです!

Cカードに関するQ&A

Cカードは何歳から取得できるの?

10歳から可能です。ですが潜れる深度に制限がつきます。

Cカードに上限はあるの?

ありません。ですが45歳を超える人は喫煙習慣や病歴に関する質問を受けます。

Cカードに有効期限ってあるの?

ありません。ですが取得して長い時間空いてしまうと講習で得たスキルを忘れてしまうので定期的に潜りましょう!

最後に

Cカードについて理解してもらえたでしょうか?

スキューバダイビングのライセンスは、ダイビングの世界への入り口です。

Cカードを取得することで、水中の魅力をより深く知ることができます。

ダイビングスクールでCカードを取得する際には、自分の目的や予算、スケジュールなどに合ったコースを選ぶことが大切です。

また、指導団体の特徴や違いも把握しておくとよいでしょう。

スキューバダイビングのライセンスを取得して、水中の冒険を楽しみましょう。

夏が近くなってくるとお店も混んでくるので早めにチェックしておいた方がいいですよ!

この記事から一人でも新たなダイバーの誕生を願って。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です