どうもあっきーです!
今回はダイビングに関する「保険」について掘り下げようと思います。
多分皆さん保険についてあまり深く調べたことはなんじゃないでしょうか?
まあみんな普通はいつも楽しく潜れて、万が一のことなんて考えたくもないですよね!
でも非日常の状況でなにかあったらどこまで保険が効くのかって思うとちょっと怖いですよね。
ダイバーズ保険とはどんなもので、どんなリスクに対応してくれるのかについて紹介したいと思います。
現在ダイバーズ保険を扱っているサービス会社を5つピックアップしたので特徴や掛け金などそれぞれみてみましょう!
ダイバーズ保険とは?
ダイバーズという名前になっていますが、特別な保険があるわけではなく、ダイビングならではのリスクを考えた、いろいろな保険を組み合わせたもののことを言います。
傷害保険と賠償責任保険などを組み合わせることでダイバーのリスクに備えます。
損害保険の基本
保険の基本的な考えとして、
「急激」
「偶然」
「外来」
という3つの要素がないと保険の適用は認められません。
例えばカメラの盗難は認められるけど、置き忘れはダメなんだ!
ダイバーズ保険のメリット
レジャーダイビングのリスクを保証してくれる!
レジャーダイビングでの事故(転倒や危険生物による外傷、減圧症など)を保障してくれます。
スキューバダイビングやフリーダイビングは冒険的でエキサイティングなアクティビティですが、水中での活動は予測不可能な状況を生み出すことがあります。
急流や潮の流れ、気象条件の変化なども事故やトラブルの原因となり得ます。
また、海外の場合は健康保険が適用されないので保険に入っていないと高額な自己負担額を負ってしまう可能性もあります。
海外でもサポートしてくれる!
保険の加入証明を提示することで迅速に対応してくれる保険もあります。
特に減圧症の場合はしっかり整った設備でないと対処ができないので病院は限られてきます。
その他レンタル品の破損などについても保障してくれるサービスもあるので、海外はレンタル品で潜るという人も万が一の場合に備えて保険が頼りになります。
旅行のキャンセルにも対応してくれる!
ダイビング=旅行と言ってもいいほどの要素を含んでいますが、未来のことはわかりません。
出発前にけがをしたり、当日体調不良でとても出かけられる状態じゃない、やむを得ずキャンセルをしなくてはならなくなったなど加入内容によっては保障してくれます。
日常でのケガにも対応しているので遠出旅行ダイバーはダブルで安心です。
ダイビングに精通した医師のサポートが受けられる!
最寄りの耳鼻科に通っているけど違和感が一向に良くならない。
など原因がよくわからない場合、それはダイビング由来のものかもしれません。
潜水医学に精通した医師ならば症状の早期発見や、正しい処方を下せます。
ダイビング保険の中には潜水病の対応ができる病院の情報を持っている会社も多く、こうした専門的なサービスを受けることができます。
カメラ機材などのトラブルも保障してくれる!
湿度、水気はカメラの大敵。
それを海の中へ持っていくわけですから、何かとトラブルは起こりがちです。
特に一眼カメラともなるとその損害額はかなりのものです。
携行品保障を含んだダイビング保険ではカメラの水没や破損に対応してもらえます。
機材の盗難が発生する可能性もあります。
ダイバーズ保険は機材の損害や盗難に備え、そのリスクを軽減してくれます。
これだけのリスクをカバーしてくれるのはありがたいわね!
天候や体調は直前にならないとわからないから入っていると恩恵が大きいよね!
ダイバーズ保険選びの内容ついて確認すること
- 保険の種類とカバー内容:
- 説明: ダイバーズ保険の価格は、そのプランの種類と提供するカバー内容によって異なります。一般的なダイビング事故のカバーに加えて、機材の損傷や盗難、救助費用、医療費などが含まれるかどうかを確認しましょう。高いカバー範囲を提供するプランは通常、保険料が高くなります。
- 潜水者の経験と資格:
- 説明: 一部の保険プランは、ダイバーの経験や保有する資格に基づいて保険料を設定することがあります。より経験豊富で資格を持つ潜水者は、低い保険料でカバーを受けることができる場合があります。
- 旅行保険との組み合わせ:
- 説明: ダイバーズ保険は、旅行保険と組み合わせて購入することができます。旅行保険には潜水中の事故や旅程変更に伴うキャンセル保険が含まれている場合があります。組み合わせることで、より広範囲かつ総合的な保護を受けることができますが、それに伴って費用も上がる可能性があります。
- 自己負担額と免責事項:
- 説明: 保険プランには自己負担額や免責事項が設定されていることがあります。自己負担額が高いほど保険料は低くなりますが、事故発生時に自己負担が発生するため、バランスを考慮する必要があります。
- プロバイダーごとの比較:
- 説明: 保険は複数の保険プロバイダーから提供されています。異なるプロバイダーのプランを比較検討し、それぞれの価格、カバー内容、評判などを確認することが重要です。保険プロバイダーのウェブサイトや専門の保険比較サイトを利用して情報収集を行いましょう。
ダイバーズ保険を扱っているサービス会社
それぞれのダイビング保険を取り扱っている保険会社と内容の特徴について紹介します。
1.PADI ダイバーズ保険
世界的にも権威のあるダイビング指導団体のPADIによるダイバーズ保険。
プランは2種類あり、引き受け会社は損保ジャパン日本興亜でダイビング以外でも国内外補償が24時間受けられます。
器材の盗難、カメラの水没など新価で保障してもらえ、レンタル器材や他人の器材を壊してしまっても補償されます。
- 掛け金 9000円~/年
- 入院 3,000円~/日
- 通院 1,000円~/日
- 死亡、後遺障害 100万円~
- 個人賠償責任 最高2億円
- 携行品損害 30万円〜
- 救援者費用 200万
2.遠井保険事務所 ダイバーズ・スーパーダイバーズ
AIG損保が引き受け会社となっているダイバーズ保険。
標準タイプと手厚い高額補償タイプが2タイプがあり、主にカメラの水没やスーツの破損などにも対応しています。
同じプランの中でも職種によって掛け金が異なるので確認が必要です。
- 掛け金 12000円~/年
- 入院 2000円~/日
- 通院 1000円~/日
- 死亡 313万3,000円~
- 後遺障害 12万5,320円~
- 個人賠償責任 3000万円~
- 携行品 20万円~
- 救援者費用 200万円
3.DAN JAPAN レジャーダイビング保険
ダンジャパンはレジャーダイビングの安全性の向上を目的として1992年に設立されました。
ダイビングショップで赤いロゴを見たことがある方もいるんじゃないでしょうか?
会員制となっており正しい知識と安全対策について紹介しています。
レジャーダイビング保険は会員になった時点で自動で加入になります。
また、2022年8月からは携行品損害の補償も追加されています。
その他会員向けにダイビングにまつわるセミナー、トレーニング、医療相談などのサービスも行なっています。
- 掛け金 5,000円(入会費)8,000円/年
- 入院 8,000円
- 通院 5,000円
- 死亡、後遺障害 100万円
- 救援者費用 100万円(国内)600万円(海外)
- 治療費用 200万円(海外)
- 携行品損害 10万円(自己負担1万円)
4.Dive Assure ダイビング事故保険
ダイブアシュア協会はダイバーが必要とする保険と医療機関の提供を目的に1999年に設立されました。
ゴールド・プラチナと2プランがあり、海外でのダイビング、旅行と補償エリアは限定されますが、ダイブクルーズに特化した保険や、ダイビングをしない場合の割引、一日からの契約と期間を限定して契約できる点がメリットです。
- 掛け金 22ドル~(2,200円)
- 緊急医療費・緊急搬送費 15万ドル~(1640万円)
- 死亡、後遺障害 1万ドル~(109万円)
- 遺体の送還 5,000ドル~(54万円)
- ダイビング器材の紛失・盗難 2,000ドル(22万)
5.MIP ダイバーズ保険
損保ジャパン日本興亜が引き受け会社となっているダイバーズ保険。
エコノミークラスからスーパーハイグレードプランまで4つのプランがあり、スーパーハイグレードなら申し分ないほどの補償が受けられます。
こちらもカメラの水没、盗難、国内外問わず24時間ダイビング以外の怪我でも補償されます。
- 掛け金 10650円/年~
- 入院 3000円/日~
- 通院 2000円/日~
- 個人賠償責任 1億円~
- 携行品損害 20万円~
- 救援者費用 200万円~
やはりダイバーズ保険の売りとしては、カメラの水没やダイビング器材の盗難など高額なものの補償を謳っています。
ただ気を付けたいのが補償条件が、器材を干している場所が鍵付きという条件だったり、スタッフに指定された場所での盗難など細かく文言があるので目を通しておく必要がありますね。
まとめ
掛け金で選ぶなら・・・DAN JAPAN
海外で限定的に使うなら・・・Dive Assure
器材の盗難・水没補償を優先するなら・・・PADIダイバーズ保険
入院・通院費補償を優先するなら・・・DAN JAPAN
現在加入している保険を見直してみよう
契約中のクレジットカードに付帯している保険など、今一度どんな補償が受けられるのかを確認して、それでも不足を感じた場合にダイバーズ保険の検討をしてみたらよいかと思います。
総合的にみて個人的におすすめは携行品の補償を付帯しているクレジットカードを持ち、DAN JAPANへの入会の組み合わせがコスパがいいかと思います。
最後に
ダイバーズ保険について参考になったでしょうか?
色々紹介しましたが、保険はあくまで保険なので絶対入らなければいけないものでもないので本当に自分が必要と感じたときに入るべきだと思います。
また加入を検討している方はそれぞれの補償について穴が開くまでよく読みましょう!
今回はダイバーズ保険と名のついている保険に限定しましたが他にも普通の旅行保険やパッケージツアーにもダイビング中の補償ありの商品もあるので気になった方は比較してみてはどうでしょう。
日本はインストラクター側に罪が問われるケースが多い中、海外では完全に自己責任という風潮があるのでそういった時にこうした備えがあれば安心だったりするので頭に入れておいて損はないかと思います。
DAN JAPANによると事故のおよそ6割は減圧症によるものというデータがあります。
やっぱり一番は正しい知識とスキルを身に着けて無理はしないダイビングを心がけることでしょう!
それでは楽しいダイビングライフを!