山下峰冬写真展 AND BEYOND-そして、まだ見ぬ沖縄へ-を見に行ってきたよ!

どうも。あっきーです!

今回は写真家である山下峰冬さんの写真展がキャノンギャラリー銀座にて開催されていたのでそちらに観賞に行ってきました。

Canonギャラリー銀座 HP

この日4月13日(土)は山下峰冬さん本人とデジタルカメラマガジンの編集長福島晃さんによる1時間弱の作品の解説を踏まえたギャラリートークもあったので内容についてお伝えしていきたいと思います。

沖縄を中心に活動している写真家で写真撮影のポイントや撮影秘話も聞くことができて楽しかったです。

 

山下峰冬さんプロフィール

愛知県出身で、沖縄を中心に撮影している風景写真家です。

写真家になると決めたのは30の時だそうです。

21歳くらいでキャノンのEOS7というフィルムカメラを初めて買いましたが、その時は写真に対して特別な思いを持っていて、ここぞという場面だけ、大事な時だけ撮るようにしていたそうです。

20代前半ごろからデザインなど色々経験後、30の時に最後に残ったものが写真だったそうです。

そんな山下峰冬さんは写真家として2019年秋で10年を迎えるそうです。

写真家になると決めてからどこへ行こうかと考えた時直感で浮かんだのが沖縄で、沖縄に行くか、写真家にならないかの2択しかなかったそうです。

石垣島から30分ほどのところにある小浜島の「はいむるぶし」というホテルでまずは沖縄のことを知るために1年間働いていたそうです。

カメラについては沖縄に行ってから独学で学び、その後沖縄本島に移住し現在に至っています。

 

当時の気持ちとして「ダメでも戻る気はなく、引き返せない理由を作って」取り組んでいたこと、「バイトなどはせず写真の収入だけでやっていく」など心に決めていたそうです。

2015年9月号でデジタルカメラマガジンの表紙も任されています。

 

沖縄の撮影おすすめ写真場所

宮古島

個人的に好きな場所だそうで

雲の写真を撮ると面白いかもと言っていました。

なぜかというと沖縄は意外と曇ってることが多く、

宮古島は山がなく空が遠くまで見渡せるので、

どんな雲を撮りたいかで行先を決め、臨場感を求めて撮影すると楽しいと言っていました。

写真家ならではの着眼点という感じですね。

与那国島

与那国馬がいて、沖縄に馬というシチュエーションが新鮮に見えて、

他では撮れない写真が撮れると言っていました。

ただ孤島でさみしく感じるかもとも言ってましたね(笑)

 

撮影機材とスタイル

撮影に出かけるときはショートステイという感じで3泊とかで普通に旅行に行くような感じで沖縄本島から飛行機を使って出かけるそうで短期集中で撮り終えるといった形みたいです。

使用機材は、

EOS 5D Mark Ⅳを水中用に、

EOS Rを水中、陸上用

EOS RPを2台陸上用に使用しています。

最初は水面を撮影していて、そのうちいっそ入れてしまいたいという気持ちになったそうでそこからハウジングも購入し5年前から水中写真も始めたそうです。

そこから半水面の写真というものが生まれ世界が広がったと言っていました。

ほとんどが素潜りで撮影していて、ダイビングはめったにしないそうで、あくまで自然光で撮りたい、水中も風景として部分的に撮るわけではないという

波のしぶきを撮影する時はポートに入れると周辺がゆがむのを嫌って、カメラむきだしで近づいて撮るそうです。

しぶきが目の前まで飛んできたときはギリギリのところで素早く自分の身体で守るようにするそうです。

 

撮影アドバイスとミラーレスカメラのメリット

カメラ設定

  • 移動中など撮る前に自分なりのカメラの設定をデフォルトとして作っておく
  • ファインダーの水準器とグリッドを駆使して撮影すると、水平線を整えることができる
  • 風景モードの場合は、コントラストと彩度を1くらいあげると肉眼に近い海の青を表現できる
  • 手持ちの場合は最初の1枚目は大事にする

「カメラは考える前に撮れ、いいなと思ってからシャッターを切るまでタイミングが早いほどよく、そこから構図や画角を考え始めたらどんどんだめになっていき、最終的には最初に撮ったものが一番よく撮れている」

と言っていましたが、僕もそれ結構あって水中で何となく撮った写真が一番よくて、そこから欲を出すとあんまりいいと思える写真にならないことがあってめちゃめちゃうなずきましたね(笑)

写真家から見たキヤノンフルサイズミラーレスの良いところ

  • Rシステムの透明感が良く、線が細く、シャープであること
  • ライブビューモニターで結果が反映したものが見えるので良い
  • 天気が悪くても繊細な色が出る
  • 小さくなって軽く移動が楽

5D MarkⅣはあまり使っていないと言っていたのを聞いて、プロも一眼レフ機からフルサイズミラーレスに完全移行しつつあるのかなと感じましたね。

 

作品について

ギャラリー内作品は38点ありましたが撮影はしていないのでもらったポストカードで同じものをが展示されていたので2点紹介します。

AND BEYOND(アンドビヨンド)とは超えていくという意味で今の写真をより超えていくという思いからタイトルを付けたそうです。

沖縄のまだ見ぬ風景はたくさんあるようです。

八重山諸島の空撮

ヘリコプターでの空撮写真です。

撮影時はドアを外して命綱をして撮影しています

さえぎるものがなく夏の雲が直線状に並んできれいです。

右奥に石垣島、左側に西表島も一緒に見えています。

 

波のしぶきから浮かび上がる虹

撮影時は台風の直後だそうで、虹を撮りたくて3時くらいの少し日が落ちた時間を狙っていったそうです。

他の人からは見えない、自分自身も一歩ずれると見えなくなるほどの絶妙な角度を捉えた1枚です。

陸側から吹く波が上がった時に逆風で細かく散ってしぶきがカーテンのようになって発生する原理をわかっているからこそ撮れる1枚だと思います。

2019年カレンダー

 

最後に

水面で「アジサシ」の飛び立つ瞬間を狙って立ち泳ぎで1時間くらいじっと待ったりなどすごい労力をかけていた撮影秘話などを聞けて面白かったですね!

久米島のはての浜や天体写真、のぼりトカゲの写真も可愛くてよかったです。

今後は夜の中の海を表現したいと言っていました。

また次回開催されれば観に行きたいなと思いました。

いやーめっちゃ沖縄行きたいなあ・・・

それでは楽しいダイビングライフを!

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