どうもあっきーです!
今回は岡田裕介さんの写真展へ行ってきたので感想をお話していきたいと思います。
みなさんペンギン好きですか?
というのも、先日富士フィルムフォトサロン東京にて、フォトグラファーの岡田裕介さんの作品「~Colors~ ペンギン島の物語」を見に行ってきました。
僕もペンギン好きなので、「これはいいものが見れそう!」と思い猛暑をものともせず楽しみに向かいました。
展示スペースは余裕があるかと思いきや、中はもう人でパンパンでしたね。
とりあえず簡単にどんな人なのかと撮ってきた作品をいくつか紹介します。
岡田裕介さんプロフィール
自然をテーマにしたネイチャー写真を手掛けて10年になるそうです。
HPでは生物たちが見せる違った表情にフォーカスしていてそこから感情が伝わってきそうなぐっと引き込まれる作品が並んでいます。
GLAYをはじめとしたアーティストのライブなどの撮影も行なっています。
アンダーウォーター作品についてもまるでラッセンの絵を見ているかのような素晴らしい構図で捉えています。
今回のペンギン島の作品について、
ネイチャー写真の世界に挑戦して10年の節目、初めての個展を開催します。ペンギンに魅せられ、季節を変えて3度にわたり長期滞在したフォークランド諸島。人間は見渡す限り僕一人という大自然の中、ペンギンたちが暮らすこの島で彼らの生活に寄り添いながら撮影してきました。キングペンギンを中心に美しい色彩の中で、ポートレイトのように撮影した写真を中心に展示。世代を問わず、観る人に絵本のような親しみを持ってもらいたいと願っています。そして観ていく中で、自分と重ね合わせてしまうような『愛の物語』を感じてもらえたら嬉しいです。
フォークランド諸島ってどこ!?
岡田さんの中ではかなり認知されていると思っていたようですがほとんどの方は知らない方が多いんじゃないかと思います。
僕は名前くらいは聞いたことあるような気がする程度でした。
少し縮小(広域)するとわかりますが、南米アルゼンチンの東側の小さい島です。
日本からの出発で飛行機と船で丸1日以上は移動でしょう。
週に1回しか向かう便が無く、それを逃すとまた待たなくてはいけないと言っていました。
それにしてもペンギンは南極とか寒いところにしか生息していないと思っていたのでかなり意外でした。
写真撮影OKなんです!!
びっくりしたのが普通は写真展は撮影NGなものがほとんどなのですが、今回は撮影・公開自由にやってOKです。
このプレートもてっきりご遠慮くださいと書いてあるかと思って2度見してしまいました(笑)
ちびっこもいましたが端から端までスマホで全部撮っていってましたね(笑)
写真展からカシャカシャ音が聞こえているのも不思議な気分でした。
もちろん販売や複製目的の撮影はダメでっせ!
作品紹介
14時半からギャラリートークがあるというのでその時間に合わせるように入りました。
時間になると外の人達も入ってきていよいよ身動きとれないくらい埋まってました。
30分間のあっという間のトークでしたが作品の撮影時そのときのシチュエーションなどを聞くことができました。
作品自体には特にタイトルは無く、見た人がそれぞれタイトルをつけてみるのも楽しいと思います。
通り道を進むペンギン
これはペンギンが作る抜け道みたいなものだそうで中、はトンネルのようになっているらしくその出口でカメラを構え、なんと1日待ち続けて撮れた1枚だったそうです。
普段は警戒して通ってこないペンギンもこのペンギンだけはこちらに向かって歩いてきてくれたそうです。
確かにこんなかがんだ体勢で歩くペンギンは貴重な1一枚です。
荒れる道を進むペンギンのマーチ
砂が綺麗に巻き上がって幻想的に写って見えたのでシャッターを切った1枚。
皆で一致団結して何かに立ち向かっていくかのようなストーリー性を感じる1枚です。
ほこりや塵はカメラの大敵なので躊躇したそうですがこんなにきれいに巻き上がったのはこれが最初で最後だったそうです。
そして代償としてカメラも修理に出すハメになったようで修理代が10万近くしたとか・・・ひえー!
遠くを見つめる2羽のペンギン
普段ポートレートなども撮影している岡田さんは「ペンギンもポートレート風に撮ってみよう」と考えできた作品です。
人間の男女のカップルや夫婦のように手をつなぐように寄り添っていてドラマチックですね。
ただ人間なら撮影する時こうしてほしいああしてほしいと言えますがペンギンには伝えられないのでひたすら待ったそうです。
背景とペンギン
背景がきれいなピンク色でフォークランドの自然の素晴らしさを感じる1枚です。
日本じゃこんなにピンクな空は見られないんじゃないでしょうか。
親子ペンギンと他のヒナペンギン
茶色いペンギンがヒナのペンギンです。
写真には2羽写っていますが右は違う親ペンギンのひなです。
ペンギンは見た目から想像できないくらい他のペンギンの子は一切面倒はみないそうで、このあとこのヒナはこの親ペンギンにつつかれてしまっていたそうです。
ペンギンの世界もなかなか世知辛いですね。
夕焼けのシルエット越しのペンギン
真っ赤な夕日をバックに、シルエットで写し出される中央2羽のペンギンが口ばしを合わせている様子はなんだかロマンチックに見えます。
日没、ペンギンの黄昏
今回の展示で個人的に1番好きな作品です。
暮れなずむ海辺にぽつんと1羽だけ佇むペンギンが写っています。
空のオレンジ色とその色が反射した足元、波の音だけが聞こえてきそうな素敵な1枚です。
そのほかまだまだ素晴らしい作品たくさんありますが相当長くなるのでこちらに展示の雰囲気と併せて載せます。
これらの作品はペンギンビーイングという写真集にも掲載されているので興味を持った方はぜひ自身の目で感じてみてはどうでしょうか?
最後に
今回のこの個展に出会えたことに感謝です。
見逃したらかなり後悔したと思います。
それくらい素晴らしい作品たちでした。
フォークランド諸島、僕もいつかこの目でペンギンたちを間近で見てみたいですね。
今度ペンギンの生態についてのテーマで調べてまとめた記事を紹介しようと思います。
そして次回はアンダーウォーターの個展もぜひやっていただきたい!!
それでは楽しいダイビングライフを!