どうも。あっきーです!
みなさんはいつもウエイトは何キロをつけるべきか把握していますか?
中世浮力を取るためにもこのウエイトの重量が重要になってきます。
適正ウエイトでダイビングをすることは運動量を減らし、さらに余計な吸排気をなくし、空気の消費を少なくできるメリットもあります。
今回は実際の適正ウエイトの確認の方法について話していきたいと思います。
水面での適正ウエイトの目安
おおよその目安はBCDの空気をすべて抜き、水面に対して垂直に立ち、自分の目の位置に来るあたりだとオープンウォーターの講習で教わったと思います。
顔が水面からでてしまっているときはウエイトが軽い、プラス浮力の状態です。
逆に頭まで沈み込んでしまうときはウエイトが重い、マイナス浮力の状態です。
息を吐ききって10秒くらい止めていないと沈み始めない。それくらいが適正ウエイトの時の感覚です。
タンクは2種類ある
スクーバダイビング用タンクは、スチール(鉄)タンクとアルミタンクの2種類があります。
容量はどちらも一般的には10リットルタンクが使われています。
スチールかアルミか、どちらを使うかはダイビングショップによって変わります。
だいたいスチールのほうが多めだと思います。
違いはタンクそのものの重量がスチールタンクよりアルミタンクの軽いことです。
陸上で重さをはかるとアルミのほうが重いです。スチールのほうが軽い。わけわかんないですよね(笑)
アルミの材質は柔らかく軽く、鉄は硬く、重い。どちらが水に浮きやすいか、アルミですね。
水中での重さはアルミタンクが2kg、スチールタンクが4kg。
タンクだけでもこれだけの差が出ます。
つまりアルミタンクで潜るときはスチールタンクの時よりもウエイトを足さなければなりません。
空気も重さがある
10リットルタンクの残圧は通常は200kg/㎠の空気が詰まっています。これは大気中の200倍の空気が圧縮されているということです。
タンク内に200気圧が充填されているときの空気の重さは2・6kgです。
当たり前の話ですがこの空気はエントリーからエキジットまでの間消費し続けるのでどんどん減っていきます。
最後の安全停止の時にだいたい50気圧は残っていると考えると、その時の空気の重さはおよそ0.5kg、最初に比べて2kgも軽くなります。
スチールの場合はまだ2kgほど重さはありますが、アルミになると比重の関係からタンクそのものがプラス浮力になります。(水に浮くようになる)
水中での適正ウエイトの目安
安全停止の時タンクの残圧が50気圧の状態で、BCDの空気をすべて抜き、水深5mで中世浮力をとることができていればその時に付けているウエイトこそが適正ウエイトになります。
フィンを使うことなく呼吸のコントロールだけで5m前後にとどまっていられれば合格です。ダイブコンピュータを頼りに普通の呼吸をし、吸ったときは4mあたりまで浮上したあたりで吐き始めます。今度は6mあたりまで沈み始めたらまた吸い始めるを繰り返します。
フィンキックを使わなければ沈んでしまう場合はオーバーウエイト気味なので、次のダイビングではもう1kg減らしてみても大丈夫だと思います。
まとめ
スチール10Lタンク、5mmワンピースのウエットスーツを着た場合、男性なら3kgを基準に先に紹介した方法で±1kgを調節するような形がいいと思います。
同様の条件で女性なら4kgを基準に±1kgを調節していく形がいいと思います。
その他カメラや水中ライトを持っていく場合はそれらも重量にプラスされるのでその分ウエイトを減らしたり、フードをかぶっていく場合は基準の重さにプラス1kgを、アルミタンクの場合はプラス2kgを目安に自分のぴったりの重量を見定めていけばいいかと思います。
それでもよくわからない場合はオーシャナのサイトに適正ウエイトを身長・体重などから計算してくれるページがあるので、こちらで事前に目安を知っておくと安心かと思います。
最後に
適正ウエイト参考になったでしょうか?
初心者ダイバーの場合は潜降の場面で目安のウエイトの値だとしても潜降ができないかもしれません。
潜降に不安がある人は最初の方はある程度はマイナス浮力気味でもいいかと思います。
僕は浅瀬でカメラを撮れるポイントに行くときはあえてオーバーウエイト気味にして潜ります。
なかなか難しいことだと思いますが、経験を重ねて自然と感覚をつかめてくると思うので色々試してみはどうでしょうか?
それでは楽しいダイビングライフを!